小児の近視進行抑制治療

   抑制率裸眼視力 コストなど
 マイオピン
(点眼薬)
50-60% 不変 ¥40,000前後/1年
オルソケラトロジー
(夜間コンタクト) 
30-60% 改善 ¥160,000強/当初2年
クロセチン
(サプリメント) 
20% 不変 ¥3,300/1か月
屋外活動
(Violet Light) 
25%  不変 ¥0

注) 抑制率は報告によりばらつきがあります。
コストは当院においてのおおよその金額(税込み)です。


①低濃度アトロピン点眼(マイオピン)

(Ophthalmology 2012 ; 119(2) : 347-54)

近視進行抑制効果が最も期待でき、世界的にみて最も広く行われている治療です。点眼を行わない場合に比べて近視度数の進行が平均50~60%抑制され、点眼を中止した後も効果が持続することが示されました。副作用が少なく使いやすい目薬で、日本でも治験が進められており今後保険診療となる可能性もあります。現状はマイオピン点眼(シンガポールより代理店を介して輸入)による治療は健康保険適応外で自由診療(自費)となっております。

 検査・診察・薬剤費用(税込み)
 初回 マイオピン1本 + 検査・診察 5,000円
 1か月目 マイオピン2本 + 検査・診察 7,500円
 3か月目以降 マイオピン3本 + 検査・診察
マイオピン6本 + 検査・診察
10,000円
17,500円

※3か月以降は、3か月目(薬のみ可)または6か月目(薬のみ不可、本人の診察必要)ごとの定期的な診察が必要です。


②オルソケラトロジー(カーブの弱いハードコンタクトレンズ)

カーブの弱いハードコンタクトレンズを睡眠時に装着して一時的に角膜の形状を平らにし、近視を軽減します。レンズを外しても一定時間はその形状が続くので、日中は裸眼で過ごすといったことが可能になります。また、オルソケラトロジーは、眼軸の延長が抑制される(通常の眼鏡やコンタクトレンズ比で平均30~60%の抑制効果)ことが多くの研究により示され、比較的信頼性の高い治療法と言えます。ハードコンタクトの装用に抵抗がある場合は、装用が困難なことがあります。適切な処方や管理を怠ると角膜感染症など失明につながる重篤な合併症を起こすこともあります。常に大人の管理の元で、ガイドラインを遵守して使用することとなっています。 


③多焦点ソフトコンタクトレンズ

多焦点ソフトコンタクトレンズによって周辺部網膜の焦点ボケを軽減することで、眼軸の延長を抑え、近視の進行が抑制されることが複数の報告で示されています。 今のところ低濃度アトロピン点眼やオルソケラトロジーと比較して十分な科学的証拠(エビデンス)は得られていませんが、小児の近視抑制において中心的な役割を果たしていく可能性はあります。


④累進屈折力レンズ眼鏡による予防

「累進屈折力レンズ眼鏡」を使用し近くを見るときの調節を軽減させ、網膜の中心部における焦点ボケを防ぐことで眼軸の延長を抑制する方法があります。学童期において、通常の眼鏡やコンタクトレンズに比べて近視の進行を平均10~20%抑制することが判りましたが、効果が小さいことや眼鏡の位置・度数調整などに常に注意が必要であまり広まっておりません。


⑤屋外活動 ‐太陽光のバイオレットライト‐

世界共通で認識・信頼されている近視の原因は、「外遊び」の減少です。日光(可視光線下限に位置するバイオレットライト、紫光)にあたる外遊びが少ない子供は近視になりやすいのです。週200分以上の屋外活動(木陰でも可)で近視進行抑制効果があります。
米国の研究で「両親が近視でも1日2時間以上屋外活動をしている子供は近視発症率が減る」という報告もあります。

「親子で学ぶ近視予防サイト」 日本近視学会監修などより


⑥サプリメント (医療機関のみで取り扱い)

「クロセチン」はクチナシの果実やサフランに含まれる「黄色の天然色素」でニンジンに含まれるβ-カロテンやトマトのリコピンの仲間で体の錆びつきを防ぐ「抗酸化力」に優れています。臨床試験において 近視進行抑制に関連するEGR1遺伝子の発現を高める効果が証明されています(20%程度の近視進行抑制)。

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